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---標準的なアートの歴史では、1960年代の初期のランドアートやアースワークから、大阪出身のアーティスト・池田一などの環境アートのシフトについて言及するだろう--

この興味深い文章は、ミネソタ大学出版局が2010年に出版した『アースアートの倫理学』という本について紹介した評者の言葉である。この本は、1960年代のロバート・スミッソンから始まり、その変遷の歴史を論じた後、終章で「地球に倫理的に向き合うこと」を最重要なテーマとして掲げ、その代表的なアーティストとして、池田一を論じている。

アースアートとは、ランドアート、アースワークから、環境アート、エコアートに至る、『自然系のアート』の総称であり、その中でも地球の未来への方向性を示すものであることが望まれる。